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メカ徒然日記
とある工学屋のブログ.鳥人間とかプログラミングとか.
HPA_Naviを無線化する
@HirakuTOIDA さんの製作されたHPA_Navi
Bluetooth(BT)でPCと通信させるお話です。


HPA_Naviは標準でXBeeに対応しています。そのためランニングエレクトロニクスさんのSBXBT
と適当なBTドングルを使うと、HPA_NaviとPCがBTのSPP(Serial Port Profile)で通信できるようになります
BluetoothのSPPはペアリング済みのBT機器との通信を、シリアルポートと同じように扱えるお手軽なBT通信です。

やり方は簡単。
(PCにBT機能がない場合、あらかじめBTドングルをPCにさす)
①SBXBTにBTドングルを挿す
IMG_1931_R.png


②HPA_Naviに①を挿す。LEDの関係上、↓の写真のほうに挿すと確認しやすいのであすすめ。


③HPA_Naviの電源を入れる


④SBXBTの赤LEDが消え、SBXBTのオレンジLEDが点滅するまで待つ(SBXBT初期化完了)
IMG_1939_R.png
IMG_1953_R.png


⑤Bluetoothデバイスの追加->(デバイスを検索しています)->SBXBT-xxxxxx(xxxxxxはその機器のBTアドレス)をクリック
SSPSeek_R_R.png

xxx_R_R


⑥ペアリングのコードを聞かれるので、0000 と入力しOK(SBXBTの標準)
これでペアリングが完了する。

⑦割り当てられたCOMポートを調べる。
SSPCall_R_R.png
SSP_R_R.png


Ground station software for HPA_Naviを起動し、先ほど調べたSelect欄からCOMポートを選択し、Connectボタンを押す、

IMG_1965_R.png
接続に成功すると、HPA_NaviのLED5(赤)が点滅。
SBXBTの赤LEDも点滅。
これだけ。ペアリングしてポートを調べるところ以外、特に面倒なところはありません。

いちどペアリングしておけば、
次からはHPA_Naviの電源入れて、初期化の赤ランプが消えるのを待って、⑧でつなげます。

parityやstopbit、フロー制御などの設定を変更する必要は特になさそうです。
(ちなみにSBXBTは標準だとフロー制御有になっている。)
SBXBTはHPA_Naviの通信速度に合わせて、勝手にボーレート38400にしてくれます。便利。

試した環境:
OS:Windows8 64bit
HPA_Navi:Rev.A DipスイッチはON-ON(500mA制限) (HPA_Navi Ⅱではない)ファーム変更なし
BTドングル:BT-Micro3F2XおよびBSBT4D09BKで確認。
SBXBT:1.1(と基板に刻印されてる)

余談:
0:ペアリングができれば、設定とか特になくつながります。ペアリングできない人は、ランニングエレクトロニクスさんの取扱説明のpdfを読みましょう。
win8は新しいBTデバイスの検索時にヒットしないことがたまにあるので、
そのときはHPA_Naviの電源を入れなおして再度試しましょう。

1:BTなどの無線機器は本来、技適といって認証を通していない無線機器を所持しちゃいけない、という法律があり、認証を通す必要があるのですが、SBXBTは市販の認証のとれたBTドングルをそのまま使うことで解決しています。

2:割り当てられたシリアルポートの番号を変えたい場合、こんなやり方があります。
http://d.hatena.ne.jp/takinoya/20080505/1210001295

3:
ちなみに、はじめXbee-WifiでWifi化しようと思ったのですが、シリアル通信とTCP/IP通信は別物なので、
HPA_Naviファームウェアの書き換えが必要になるので保留しました。
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